top of page

ご来訪ありがとうございます。

駅前宿舎禪へようこそ

ふくいの伝統的民家

駅前宿舎禪は平成24年ふくいの伝統的民家に認定されました。奥越Ⅱ型の農家です。

切妻屋根の妻入り、格子状の木材が特徴的な白い漆喰壁が外観の大きな特徴です。
​豪雪地帯のため、大雪が屋根にたくさん乗っても

耐えられるだけのどっしりとした木材と構造で

建てられています。

​永平寺町はもちろん福井県嶺北地域の農村部には

こんなおうちがたくさんあります。

P1020656.JPG

​The 田舎の家 

このふくいの伝統的民家の外観は
なんだか「田舎」という文字にそっくりです。
 

「田」=格子状の白壁
「舎」=妻入りの切妻屋根の家

そんなふうに見えませんか?

福井の自然豊かな田舎の風景の中には

里山の裾野に、

どこまでも広がる稲田の中に
​必ずこの形の家が見られます。

福井に移住した人はよく、

福井は空気が澄みすぎていて、

空を見ていると目が痛くなると言います。
 

眩しい日差しから逃れて、

このどっしりした田舎のお家の土間に腰掛け、

ひんやりした風を感じて汗を拭った時、

深い安らぎを覚えます。

ふくいの伝統的民家の内部構造の特徴は

妻入りの玄関を入ると、広い土間に、

“おえ”と呼ばれる板の間、

梁の見える高い天井、

入って左手側に囲炉裏、

“田の字”と呼ばれる10畳4間の座敷

などがあります。

中世には一向一揆といわれる百姓一揆を

起こしていた土地柄なので、信仰心が篤く、

浄土真宗などの仏教用語の書かれた墨蹟などを

座敷に飾ることが今でも好まれます。

ロゴに込めた思い

駅前宿舎.jpg

えちぜん鉄道永平寺口駅は、

曹洞宗大本山永平寺への参拝に向かう

乗り換えの駅として昔から賑わってきました。

徒歩で永平寺へ向かう修行僧の方の姿も

ときどき見えました。

永平寺口は奥越前の入口でもあり、えちぜん鉄道に

ゆらゆら揺られながら、​志比堺の峠を越えると

一気に視界に田園風景が広がります。

​電車に乗るおばちゃんたちの言葉も福井弁から

ちょっとのんびりした奥越弁に変わっていきます。

電車を降りて、外の空気を吸い込むと、

さあいよいよ永平寺に行くんだぞと心が整う

気持ちになるのではないかと思います。

P1020728.JPG
DSC_4227.JPG

寺社仏閣の境内にはよく「下馬」と書いた石碑があります。

馬を降りて徒歩で参拝する地点が定められています。

「駅」は昔は馬を乗り継いで休憩する宿場のことだったそうですが、​そういう意味では、この永平寺口駅も、永平寺に参拝する途中の「下馬」の場所と言えるのかもしれません。

​また永平寺へのご参拝だけでなく、様々な旅先やご所用の途中で深呼吸をして心を整え再出発できる、そんなお宿であれたら素敵だなと願っております。

画像:勝山市白山神社平泉寺参道の左手に下馬碑

bottom of page